歯周病について

メインテナンス

メインテナンスとは歯周病を再発させず、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。治療が終了した後は、3~4ヶ月ごとの定期検診の受診を勧めします。

歯周病は主に口腔内の細菌が原因で発病する疾患です。
したがって、この細菌を生涯除去し続けることが歯周病を予防し、お口の健康を維持するために必要となります。

細菌の集団である歯垢は、毎日の適切なブラッシングでほとんど除去することが出来ますが、深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングでは除去できません。
これらは歯科衛生士による専門的なクリーニングによって除去してもらいましょう。

歯周病は主に口腔内の細菌が原因で発病する 疾患です。

歯周病は再発の多い病気と言われています。
治療により症状が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵されたところです。
治ったといっても溶けてしまった骨が元通りに戻っているわけではなく、ほとんどが歯と歯肉が弱い結合で治っているのにすぎないのです。ブラッシングが不充分であったり、メインテナンスを怠ると細菌が活動しはじめ歯周ポケットが深くなり容易に「再発」をおこします。

また、残念ながら治療の限界のため、部分的に治りきらないところが残ってしまうこともあるでしょう。

そのような部位でもメインテナンスを継続することにより歯周ポケットがさらに深くならないように、「進行を食い止める」ことができるのです。

メインテナンスはどのようなことをするのでしょうか?

  1. 歯周精蜜検査(X線検査歯週/ボケットの測定/動揺度の検査)
  2. ブラッシングの再確認
  3. 咬み合わせのチェック
  4. 生活習慣指導
  5. トゥース・クリーニング
  6. 抗菌剤の塗布、フッ素塗布など

欧米では歯周病を「静かなる疾患」と呼びます。
これは患者さん自身が再発や進行を自覚することは困難であると言う事です。
したがって歯を失わないためにもトラブルを感じなくとも定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることが必要なのです。

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