歯周病とは
歯周病は放置しておくと全身疾患を引き起こす引き金にもなりかねない病気です。
また、歯を失う原因の大きな要素となっています。
「サイレント・アーミー」~沈黙の病気~と呼ばれる歯周病。
歯肉炎と歯周炎をあわせた歯周病には35~45歳で80%、45~55歳で88%の人がかかっているとの報告があります。初期の歯周病はほとんど自覚症状がないため、気付かない間に悪化させてしまうことがよくあります。
歯周病の原因について
虫歯の解説でも同じような説明をさせていただいてますが、私たちは日常の歯磨きで100%磨けているわけではありません。必ず磨き残しがあるものです。
例えば、良く歯磨きのできる人でさえ、10%は磨き残しがあるでしょう。
この10%が毎日違う場所であれば問題はないのですが、実は歯磨きのクセでこの10%がいつも同じ場所になってしまっています。
しかもその磨き残しの好発部位は歯と歯ぐきの境目であり、歯周病を最も誘発しやすい場所なのです。
つまり、1ヶ月経つと、その10%は1ヶ月間磨いてないことと同じになります。
しかもこの歯と歯ぐきの境目にはポケットという溝があり、その場所では溝にブラシの毛先を入れて磨かなくてはなりません。
しかしそこに歯石がついていた場合はポケットの清掃は不可能です。
つまり磨き残しが必ず出てきてしまいます。
そこで重要になってくるのが、定期検診や予防処置です。
また、進行した重度の歯周病には積極的な外科手術や再生療法なども検討しなければならなくなります。是非一度現状を知るためにも歯科医院での検査をお勧めいたします。
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